2011年11月1日火曜日

屋久島に行ってきました(その2の前編)

さてさて,11月になってしまいましたが,ぼちぼちと屋久島紀行~

2日目は朝4時に起床,荷物を手分けして分担,弁当もしっかり抱えて縄文杉に向かいます♪
信じられないかもしれませんが,縄文杉行きのバスは朝5時の一本だけ(笑)
因みに帰りも17時の一本だけ(さらに笑)

今回はそこまで混んでもおらず,すんなり乗れました~
黎明の荒川登山口。





















高度を上げていくバスの窓から見た島の朝は,それはもうため息が出るような空の色でした。
周りが海っていうのは,色々なところで本土とは違う雰囲気になるものですね。

軽めの朝食を済ませ,団体様の間を縫いつつ,登山開始。





















どう撮ってもどっかに人が写ってしまうので,もう無視w
こんな感じで1キロ程度,トロッコ軌道の上を歩いていきます。
枕木の感覚が歩調にあっていないので,地味に疲れますし,ところどころ掘れてるので,これまた地味に大変…

しばらく行くと…





















山深い感じが増してきます~
流れる川は安房川。
かなりの上流域になってくるので,石のサイズも巨大です(もはや岩)。

屋久島は島全体が巨大な花崗岩の塊となっているので,地質的にも珍しい感じなんですが,この辺りの岩とか石とかの様子を観察してみると,花崗岩らしさがよくわかります。
広島の花崗岩よりはちょっと黒っぽいかな…と思いますが…

で,この辺りからトロッコ軌道に木道が追加。





















だいぶ歩きやすくなります。
因みにこの橋,木道部以外は床が網です。川がしっかり見えるので,高所恐怖症の人は下を向いてはいけませんw

さて,飽きてしまいそうな木道をとっとことっとこ登っていくと,三大杉などの所謂「屋久杉」がぽつぽつと。
※屋久杉はサイズと樹齢によって,「小杉」「地杉」「屋久杉」というように名前が分かれます。出世魚みたいw































その後,8キロ近いトロッコ軌道を過ぎて,大株歩道へ。
ここから山道です。

で,歩道に入ってしばらくすると,これまた有名な屋久杉である「翁杉」があるのですが





















倒壊しとるし!
老齢と内部の腐食が進んだため,去年の秋に倒れたようです。

去年の夏にはまだ元気そうに見えたんですが…ちょっと残念。
倒木の上に新たな杉が生えていく現象を「倒木更新」と呼びますが,この翁杉も更新されて,新しい世代の礎になってほしいな…と思います。

さて,その後もキツい山道を登っていくと,「ウィルソン株」へ到達。





















株の中は空洞になっていて,入れるようになっています。
奥の祠に手を合わせて,うまく角度をつけて上を見上げると…


見事なハート型が撮れたりします♪
パンフなんかに使われているやつですね。

このウィルソン株,豊臣秀吉が大阪城を築城する際に伐採したものだと言われています。
400年以上の歴史を経て,戦国の浪漫が今ここに…って感じでしょうか(笑)

さてさて,ここからは本格的に登山。
道も険しく,屋久杉も増えてきます…ということで,後編に続く。

3 件のコメント:

  1. へぇ~。
    こんな感じの所だったのですねぇ。

    帰りはトロッコに乗ると一気に下山できるかも?(爆)

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  2. いいね。一度行ってみたい。でも湿気で暑そうだなあ。

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  3. >まつなが殿
    一度は行ってみてください。大なり小なり価値観が変わる場所かと思います。
    トロッコ…たまに走ってくる(危)のですが,基本的に怪我人以外は乗せてくれなさそうです…

    >コー殿
    同じく,一度は行ってみてください。
    8月でも,標高高いとそんなに暑くないですよ。10月ならなおさら。
    ふもとは流石に南国ですけどね~

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