桜前線を追え！（中編）

やっぱり，桜は良いもので…

高梁市内で少し温まった後は，313号を北上。
肌寒いものの，桜，菜の花，気の早い新緑…と，過ぎゆく景色は彩り鮮やかな楽しいツーリング。

高梁から１時間程度流すと，中国縦貫道と岡山道の合流地点，北房に着きます。
ここの川沿いの桜並木も，また見事です。

美しく花を咲かせる桜たち。
小川とか，棚田とか，ちょっと田舎っぽい風景に桜は似合う気がします。

さて，北房と言えば…


有名な桜がありますね。以前の記事。

と，いうことで朝も早くからせっせと山道を登って…

五分咲きでしたので，狙ったような桜色ではなく，ちょっと濃い色ですが…
醍醐桜です。

樹齢1000年越え…よくあるソメイヨシノではなく，アズマヒガンという野生種なので，木全体の雰囲気もちょっと違います。
武骨な感じがする桜というのも面白いですね。

後醍醐天皇は，どんな気分でこの桜をご覧になったのだろうか…とか，
育ちつつある二世桜と，並び立つようになるのはいつの日か…とか，

色々なことを考えてしまいます。
歴史の重みというか，それだけ長い間そこに立っているというのは，何かオーラとかパワーのようなものを感じますね。

隆々とした幹とは逆に，花は可愛らしい小粒のものがまとまってついてます。
よくみたら花の形も違いますね～

こちらは「宇宙桜」
ISS（国際宇宙ステーション）で宇宙を旅して，戻ってきた桜です。

なんでも異常な急成長を遂げたとかで…
しっかり支柱が入っていて，どうも頼りない印象を受けたのですが…ちゃんと育っているんでしょうか，ちょっと心配です。
十本くらいあったそうですが，全部は見つけられず…どこにあるんでしょ？

トイレ（新しいのができてた！）に行って，そばにいたおっちゃんと話すと，
「３時からねばっとるけど，６時過ぎたら人が多ぅなるのぉ～」

桜のために午前３時から…恐れ入ります(笑)なんでも，「朝日と重ねると最高に美しい」だそうで…

来年やってみますかねｗｗ

「ここからの姿が美しいんじゃ」
ということで，トイレ脇で二人して撮影。

確かに立派さ，どっしり感が伝わるアングルかも。
縄文杉の時も感じましたが，巨木は広角良し，ズームしても良し，「撮る楽しみ」が多くていいですね。

さて，岡山県北を抜けて次の目的地へ…

気づけば駐輪場は結構な数のバイクが。
県外ナンバーがほとんどで，ネタ好きかつ行動力が大きい人が多いなぁ，と思います(笑)