2012年10月22日月曜日

芸術の秋

さてさて皆さん,秋ですよ~

秋と言えば…
スポーツの秋(仕事で運動してます)
食欲の秋(イカとステーキで堪能しました)
紅葉の秋(今年,見に行けてないんです…)

そして,芸術の秋!

と,いうことで,この秋は歌舞伎でも見ますかね…と,企んでいたんですが,予定が合わず。
お手軽(?)に,神楽鑑賞を愉しむことにしました。






















場所はいつも(?)の門前湯治村です。

古典芸能はやはり年に一度くらい味わっておかねばなるまい…と思ったりもするのですが,そもそも神楽って古典芸能なんでしょうか。
最近のものは結構アレンジ入って,普通の芸術鑑賞として楽しめるモノになっているものが多いですよねぇ…

さてさて。

相も変わらず「千と千尋」の世界に迷い込んだような湯治村。
かれこれ5年以上通ってるはずですが,いつ来てもちょっとウキウキする,不思議な空間です。






















まぁ,なぜかオート三輪なども置いてありまして,これがまた良い味を出していたり。






















毎週末は夜神楽をやっていて,500円で一演目楽しめる…という,夜のイベントとしてはなかなか良い落としドコロな気がします。

この日は黒瀧神楽団による「伊吹山」

日本武尊(やまとたけるのみこと・トップ写真の人*笑)が,東国征伐の帰りに,「伊吹山に住む邪神を誅せよ」という勅命を受けて征伐に向かうお話。
この邪神,大蛇の神でその姿は千変万化,近隣の住民を大いに困らせているという設定。


ここでうだうだ解説しても仕方ないので,興味がある人は実際見に行ってくださいね(爆)
私のブログらしく,中途半端に美味しいところだけかいつまんでご紹介。


日本武尊の煌びやかな舞も見どころの一つですが,個人的には悪役のこのふたり






















いかにも「悪党!」という感じで好きですね。

神話ベースのお話ですから,恐らく実際の盗賊とか,当時の政府に刃向った豪族などをモチーフにしているのでしょうが,「俺たち強いんだい」な言動がキマッていて,なかなか見ごたえありました。

また,千変万化をウリにする邪神さんですから…






















話の進行に伴って顔(面)がぱっと切り替わったり

























本性表して違うイキモノになってみたりw
ドライアイスの演出が楽しい~
余談ですけど,この大蛇のぐるぐる衣装はカッコ可愛いと思うのです。巻かれてみたい(殴)


まぁ,最終的に日本武尊に討ち果たされるのですが,






















アレです,宮島の管弦祭とかでお見かけするようなお姿に(爆)
まさに千変万化,衣装の切り替わり,場面の切り替わりのテンポが良くて,楽しませてもらいました。

祭りのお囃子にも通じる笛の音と,腹に響く太鼓の音。
登場人物のキャラも良いですが,独特の動きがなにより楽しい…

いやぁ,良い夜を過ごせました。
これから寒くなる時期ですが,秋の夜長に,神楽鑑賞はいかがですか(笑)
因みに,このブログで紹介した他の神楽はこちら
今度は紅葉狩りをみてみたい。

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