4月アタマの話ですが…
食物連鎖とか,生物濃縮とか…
そういった類のコトを考えてみようと思い立ち,その日のうちにロッキー氏とトク氏に電話。
「社会人のつらさを語ろう会」みたいな感じで慰安旅行にGOです。
いつも通り,早朝発,だいぶ時間が早まったマジックアワーの山陽自動車道をレガシィで突っ切り…
西宮でトク氏ピックアップ。
梅田でロッキー氏ピックアップ。
懐かしい大学時代の同期メンバー集合です。
行先は…
とりあえずココ。
大学4年の時以来ですから,実に3年半ぶりの潮岬。
本州最南端の地ですね。
当時とは異なり,今は南紀のさらに先,田辺まで高速が通っているので,だいぶアクセスが楽になりました。
レガシィ速力で,大阪から3時間くらいですか。
正月には,うぞうぞとキャンパーが集まってきて一大野営地となりますが,この時期はツーリングキャンパーがちょこちょこ停泊中なくらい。広々とした感じを味わえます。
4月のはじめだというのに,もう桜が満開状態。
というよりは散りはじめ…?
望楼の丘からは,見渡す限りの水平線。
色々叫んでみようかとも思いましたが,ロッキーさんに延髄一発キメられそうなので,あふれ出る感情をセーブ(笑)
それにしても気持ちいいなぁ…KLEで来たいなぁ…
最南端を踏破後は,北上を開始。
次の目的地は…
太地町立くじらの博物館。
世界でも珍しい「クジラ専門の博物館」でござい。
ハイ,ここでピンと来た貴方はなかなかの情報通。
一大センセーションを巻き起こした環境保護映画「The Cove」の舞台となった町です。
何も知らなければ寂れた(?)漁村,という感じですが,中近世の長きにわたって捕鯨基地として発展してきた歴史や,調査捕鯨やイルカショー用イルカの捕縛場所という予備知識があると,考えさせられるところがあります。
さて,博物館見学の前に。
食物連鎖を考えると,クジラは海生動物として頂点に君臨する動物ですね。
と,いうことは,その辺の海の汚れや化学物質などは生物濃縮されてかなり高濃度に蓄積しているはず…
それ故に,「クジラを食べるのは健康上の問題が…」なんて言われるわけです。
有機水銀とか,環境ホルモンとかその辺りが蓄積している…ということです。
うむうむ。
「イルカやクジラはカワイイから食べちゃダメですよ」という感情論に基づいた捕鯨反対論に比べると説得力ありますね。
でもですね。
生物濃縮がナンボのもんじゃーい。
「伝統料理」であることに変わりはありませんし,地域のモノであることに偽りもありません。
食べました,くじら(たぶん,ゴンドウとかの小型種だと思われますが)。
捕鯨賛成だとも,反対だとも言うつもりはありません。
それぞれにはそれぞれの事情があるでしょうし。
地域には地域が育ててきた“文化”があるわけですから,それが文化として通用する間は続ければいいのではないかな,と思います。
殊,「食」に関しては旅の楽しみにもなりますしね。
兎にも角にも,「隠し事をせず,ありのまま」を伝える姿勢を維持してほしいですね。
水銀の話も表記がありましたが,食ってる当人納得の上だからいいの…ということで。
味ですか?
弾力のある豚肉…といったところでしょうか。
揚げてあったのでそんなイメージ。刺身やベーコンだとまた印象変わったかもしれません。
さて,いよいよ博物館内へ。
個人的には…
竜涎香などの貴重な資料が多いので純粋に楽しみだったりします。
後編へ続く。
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