リンク先ページに詳しいことが書いてありますが,何が珍しいって…まぁ,「珍しい」という基準自体が主観なのでアテになりませんが,『温帯に生息するサンゴ』というところでしょうか。
サンゴと言えば,沖縄とか,もっと南方の島々とか,とにかく熱帯~亜熱帯の海…というイメージがありますが,その既成概念を見事にぶっ壊してくれるニホンアワサンゴ。
水温11℃の瀬戸内海で,果たして本当に生きているのか…?
確認するために(そして単純に興味として)6月以来の周防大島に出撃!
寒いっす…水温11℃って,烏賊ちゃんも寝ちゃう寒さです…
そして,着いてから気付いた。
コンタクトレンズ忘れた…orz
割と近視気味のワタクシ,陸上では眼鏡が必需品となっております。
いきなりの視覚情報喪失!(馬鹿)
陸上なら音の反響である程度歩けますが(前世はイルカかコウモリだったんだと思います),音の伝わり方がまったく異なる水中ではそれもダメ。
ダイビングの基本は「ストレスのなるべく少ない環境で潜ること」。
ただでさえ「初めてのスポット」,「慣れないビーチエントリー」,「不慣れなサイドマウント」,「低い水温」とストレス要因が多いのに,それを自ら増やしてどうする私。
しかも重要な視覚情報カットとかホントにアホか!
が,見えないモノはしょうが無いです。
とりあえずモノの形くらいは認識できるので,自己責任でエントリー(よい子は真似しないようにしましょう)。
マジで水温 11℃。自己最低記録更新の瀬戸内海をせっせと泳ぎます。
何が見れたかはTG-2のオートフォーカスに任せることにします。
カメラのディスプレイを顔の近くに持ってきて,何が映ってるか確認しながら泳げば,ある程度の視覚情報を確保できることが判明(苦肉の策…というかホントにただの馬鹿w)
見える…,私にも見えるぞ…! (黙れ)
20分程度泳いで,スポットに到着。
「ここです!」と示されても,ニホンアワサンゴ群落が広大すぎて(そして目が見えなさすぎて)何が何だかわかりませんwww
とりあえず勘とわずかな視覚を頼りに適当に撮影。
ミドリイシの仲間と言うこともあってか,綺麗なグリーン。
そして「群落」と呼ぶにふさわしい多数のサンゴちゃんたち。
もちろん,エキジット後に確認してひとり時間差で「おぉ,すげぇ」とか言ってましたがw
浮遊物多いからゴミ写ってツライねー
間のオレンジがより一層美しさを引き立てる感じですね。素敵。
国内…いや,世界でも最大級の群落と言うことで,そのスケールはなかなか感動モノでした(感動するタイミングが人とずれてたのが無念ですが)。
アップしてみます。
フラッシュで輝く緑の触手がホント,綺麗です。
聞けばこの時期が一番綺麗(夏は茶色っぽくなるし,春は白化するんだとか)らしいです。
二本目はサイドマウント→通常マウントに切り替えてチャレンジ。
ストレス要因減らしたせいか快調でしたが,寒さで早期撤退。
う~ん, 冬の瀬戸内海は寒さ対策がホント,重要です。
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