2014年10月22日水曜日

翼よ,よみがえれ(F800GS修復日記③)

3ヶ月半の時を経て,ついによみがえったペリカンさんことF800GS。

修理に伴って色々調べていくうちに&保険会社の対応が●●でアタマに来るうちに,段々と思考回路が麻痺していき,気づいたときにはもう手遅れ(ある意味いつものパターン)。


















で,こうなりました。

秋の風景って,なんかこう,日本らしさを感じられて良いですネー


















ん?ペリカンさんの胴体が黒い?

そう,黒いのです。

事故による損傷で,修復不可能だったものは以下の通り。
・スクリーン
・メーターステー
・左カウル
・ラジエーター
これらはいずれも粉砕されていたので,交換必至。

さらに,左側面を中心に,大小様々な傷が…
でもね?

オフ車なんですよ,このコ。
林道突っ込んで1コケすれば,傷くらい入りますって。
と,いうことで小さな損傷はこの際無視。タッチペンぺたぺたとか,軽研磨で誤魔化します。

で。

スクリーンはツラ―テック製のコレに換装。
→見事なまでに防風性能が上がりました。長距離楽チン。

メーターステーとラジエーターはネタが思いつかなかったので,純正新品に。

で,一番被害が大きかった,叩き割られた左カウル。
これ,右カウルとダミータンクカバーごとごっそりと取っ払って,コレに換装。

まさかの容量20L!
車体後部の純正燃料タンク(16L)はそのままですので,16L+20L=36L

36Lだとぅ…

ツーリング時の燃費は25km/L~30km/Lでした(空気抵抗が増した分,若干は落ちるでしょうが)。
36Lのタンク容量をもってすれば,900~1080kmを無給油で走行できる計算になります。

バイク屋でも散々「何に使うの?」「デカすぎるやろw」「アホじゃないのww」とネタにされましたが,間違いなく二輪車屈指の長距離無給油走行が可能な機体になりました。

900kmといえば…
南は鹿児島最南端まで,北(東)は新潟や東京を超える場所を狙えます。ワンタンクで。
個人的に,「道中の給油」はあまり考えたくないので(ルートを制限されるため),これは大変ありがたい改装。
少々フロントがデカく,重くなったことと,重心が高くなることが難点ですが,四国くらいなら無給油往復できる快適性には変えられません。

ただ,問題がありまして…

まさかの接続コックから燃料漏れww
ドイツ人急がせたら仕事が雑になるのかwww

と,いうわけで折角の増設タンクですが,今はカラで走っています。
これさえ直れば,フルパニア状態で長距離ツアラーとして運用できるでしょう(色々不安w)。

ついでに,重量増加に対応が必要なところを調べてみましたが…
もともとGSシリーズ最高の積載能力を持つF800GSですので,フレーム,サスペンションは問題なし。

じゃぁ,重量増で損なわれる走行性能を補っておきましょう…ということで,サイレンサーも純正から純正オプションのアクラポビッチへ変更。音量は多少落ちたものの,迫力の重低音に…

気付いたらヘッドライトもHIDに換装されておりまして,夜間長距離走行も安心な仕様に。


結局,今回の事故修理にあわせて,やってみたかったand不満があった点の改装が一度に終わっちゃいました。
事故自体は今でも起きなければ良かったと思っていますが,結果はえらく前向きになったなぁ…と。

修理・改装中にシーズンは終わりを迎えようとしていますが,“ペリカン改”で一度ロングツーに出たいなぁ…もはや“改二”カモ。

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